~ハラスメント相談対応~ヒアリング時のポイントを紹介!

query_builder 2023/07/10

パワハラ、セクハラ、マタハラ等の相談があった際、「相談者の証言は事実なのか」「目撃者はいるのか」等、事実関係の調査が非常に重要なポイントになります。今回は、知っておくと役立つ、事実関係の調査のためのヒアリング方法について紹介します。


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目次

ヒアリング事項

・ヒアリング時の注意点

・まとめ

ヒアリングの内容は?

ハラスメント相談があった際のヒアリングでは、まず相談者が受けたハラスメント行為の日時、場所、行為者や関係者、そしてハラスメントの具体的内容、それに至るまでの経緯を確認します。「いつ・誰が・どこで・何を・どのようにした」を明らかにすることが重要です。可能であればヒアリングシートを用意して項目ごとに記録します。

またメールやチャット、SNS、録音等の客観的証拠は、事実確認において非常に重要な判断材料となりますので、併せて確認しましょう。


その後、相談者の承諾を得た上で、行為者に対するヒアリングを行います。

また、目撃者や関係者の有無も重要な判断材料になります。同様に相談者の承諾を得た上で、同様の被害を受けた人がいないか等含め、第三者へのヒアリングを行います。


ヒアリング時に注意すべきこと

・必ず相談者の承諾を得てから対応をすすめること

ハラスメント対応の鉄則は、「勝手に動かないこと」。相談を受ける中で登場した行為者や目撃者、関係者へのヒアリング、報告を行う際は、必ず相談者の同意を得てから行いましょう。


・他の人に話さないように伝えること

事業主は、ハラスメントの相談者・行為者等のプライバシーを保護する必要があります。ヒアリングを始める前に、「事実確認の調査中であるということや、その内容については口外しないでください」と伝えましょう。


・予告をしないこと

行為者へのヒアリングをする際は、予告をせずに行うことがポイントです。事前に予告をしてしまうと、行為者や関係者同士で口裏合わせをしてしまう可能性があります。


・決めつけをしないこと

相談者の証言が必ずしも全て事実とは限りませんので、決めつけをすることは絶対にNGです。行為者や関係者へヒアリングを行う際は、相談者から聞いている情報は出さずに、まずは本人の口から話をしてもらいましょう。

まとめ

今回は、ハラスメントが発生した際のヒアリングのポイントについて解説しました。ハラスメントの相談があった際は、相談者、行為者、関係者へのヒアリングを実施し、事実について争いのない部分・争いのある部分を明確化し、争いのある部分についてはさらに客観的証拠を集める必要があります。


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